中国の総合家電メーカーであるハイアールは、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電においてブランドマーケットシェアが世界第1位(2010年)、冷蔵庫に関しては12年連続世界シェアNo.1となっています。
大人気のハイアール冷蔵庫ですが、レビューコメントを見ると「壊れやすい」「冷えない」「おしゃれだがデメリットもある」という声もあり、真相が気になる人もいるでしょう。
本記事では、口コミの内容、製品の特長、電気代などをまとめて解説していますので、冷蔵庫購入時の参考としてお役立てください。
ハイアール冷蔵庫の良い口コミ&評判
ハイアール冷蔵庫の口コミを見ると、おしゃれでスタイリッシュなデザイン性と機能性の高さに注目が集まっています。
冷蔵庫の運転音や冷え具合については、購入する際にチェックしておきたいポイントですから、ハイアールに対する信頼性を確認するためにも下記のコメントに目を通しておきましょう。
冷えが良い
黒色を購入。
超便利で、凄く冷える。
これより1回り小さいサイズをすでに使っているんですが、冷えが甘いので、
ちょっと不安でしたが、このサイズだとすごい冷えます。
1段多く収納できるし、チルドルームも野菜入れるケースがついているので、安心です。
ただ、野菜入れるケースは、やはり少し小さいので、あんまり沢山は入れられませんが。。。
スイカを冷やしたら、奥が凍っちゃったので、手前に置くようにするか、
少し弱くするかしないとならないくらい冷えます。
黒色を購入したので、黒色の電子レンジをこの後追加購入して、2階を充実させました。(^。^)フフリ。
デザイン&使いやすさ抜群
デザイン、使いやすさがイメージ通り
ですごく満足しています。
オススメです
運転音が気にならない
冷蔵庫の方式のせいで一か月に一回、電気を抜いて冷凍庫の壁の氷を片付けていますが
冷蔵庫の冷やし方からしょうがないことを知ったうえで購入したので問題なく使っています。音は少ししますが、ドアーを閉めるとあまり聞こえないです。
自分は神経が図太いなのか閉めなくても寝るには問題なかったです。
口コミ引用元:Amazon.co.jp
ハイアール冷蔵庫の悪い口コミ&評判
お手頃価格で購入できるハイアール冷蔵庫ですが、レビューの中には下記のようにデメリットを彷彿させる口コミがあるのも事実です。
- 冷えすぎる
- 初期不良
- 音がうるさい
そもそも冷蔵庫とは、食材を「買う→置く→料理する→食べる」の繰り返しのなかで食材が一時的に滞在する場所です。ハイアール冷蔵庫が、あなたの食生活に快適さを提供してくれる製品かを見極めるためにも、下記の悪評を覗いておきましょう。
食材が凍ってしまう
収納スペース的に、一人暮らしにちょうど良い
ただいろいろ食材を買う方には向いていないなと思う。冷蔵室の奥の方に食材を入れてしまうと凍ってしまう。
品質管理に問題あり
商品届くのは遅めです。あと品質管理が良くないです。へこみと端っこの部分が少し剥がれた状態で届きました。交換はしてくれたしたが電話などのやりとりなど、なにかと手間がかかりました。機能などは一人暮らしに十分です。
運転音がうるさい
ブーンと常に煩いです。
音の程度は感応評価なので伝えるのが難しいですが、30年以上の人生でコレより煩い冷蔵庫は見た事無いです。
音に中低音成分が有るので壁が薄い賃貸では隣の部屋に聞こえると思います。
同様のレビューはチラホラ見かけますが、
他の人は気になっていないのか不思議です、
或いはアタリハズレがあるのでしょうか。
ドアの開閉が煩わしい
引っ越しにより一通りの家電製品が必要だったため、購入しました。
使用して3か月間は、ただ少し稼働音がうるさめの冷蔵庫という印象でしたが、4か月目に入ると冷蔵庫のドアが閉まりにくくなりました。高さを調整できる前2つの足を高くして対応しようとしたものの、片方の足はねじが潰れており高さが調整できませんでした。
また稼働音のうるささは、冷蔵庫と寝る場所の間にドアがなければ辛いレベルだと思います。ワンルームだと特に気を付けた方が良さそうです。現在9か月ほど使用しておりますが、今でも慎重に閉めないとドアは勝手に開きます。この自動開きドアは私の冷蔵庫だけでなく、友人のHaier製冷蔵庫でも同様に起きています。もう少しお金を出して、信頼性のある冷蔵庫を買うべきでしょう。
口コミ引用元:Amazon.co.jp
ハイアール冷蔵庫の電気代
資源エネルギー庁によると、365日・24時間稼働している冷蔵庫は、エアコンに次いで電力を消費する家電となっていますから、家計全体のコストを考えるうえでも冷蔵庫の電気代を知ることは大切です。
ハイアールの一人暮らし用冷蔵庫(容量:148ℓ/年間消費電力:232kWh)の年間電気代は、7,192円(232kWh×31円)程度となります。小型冷蔵庫の電気代は年間5,900〜6,400円程度とされていますから、ハイアール冷蔵庫の電気代は少し高めと言えます。
ただし、製品モデルによっては消費電力が異なりますので、一概に電気代が高いものばかりではありません。冷蔵庫の容量ごとに異なる電気代を、以下、ご参照ください。
容量 | 年間消費電力 | 電気代(1ヶ月) | 電気代(1年) |
148L | 232kWh | 約599円 | 7,192円 |
262L | 320kWh | 約827円 | 9,920円 |
406L | 267kWh | 約690円 | 8,277円 |
上記のように製品モデルによって消費電力が異なりますので、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
ハイアール冷蔵庫の価格・値段
現在のハイアール冷蔵庫の販売価格は、次のとおりです。
上記のとおり、ハイアール冷蔵庫の人気の理由はリーズナブルな価格にあるといっても過言ではありません。
カメラ機能など便利な機能がたくさん付いている高級家電と違い、ハイアール冷蔵庫は安価なだけに必要最小限の機能となっていますが、デザインやカラーも好みや条件に合わせて選択できるので十分満足できるでしょう。
一人暮らし用のコンパクトサイズ(2ドア)をはじめ、3ドアや4ドアのファミリータイプまでサイズも豊富に販売していますから、ライフスタイルに合わせて選べるのも嬉しいですね。
とりわけ職場の給湯室用やサブ用の冷蔵庫として使用したい人など、多機能性にこだわりのない人にとっておすすめの冷蔵庫と言えるでしょう。
ハイアール冷蔵庫の機能&効果
ハイアール冷蔵庫は、「冷凍食品のまとめ買いで冷凍室はいっぱいだけど、冷蔵室はあまり活用していない」といった一人暮らしの人にもおすすめです。
ハイアール冷蔵庫は-20℃~5℃まで1℃単位で温度が選べ、冷蔵室にも冷凍室にも自由に使えるので、使わないスペースがもったいないということがありませんし、ライフスタイル合わせて使い分けができるのも特徴です。
ここでは、ハイアール冷蔵庫の具体的な機能や特徴を理解しておきましょう。
おしゃれでシンプルなデザイン
部屋に冷蔵庫があるとどうしても生活感が滲み出てしまうのもですが、ハイアール冷蔵庫なら一人暮らしの部屋でも洗練された空間がつくり出せるでしょう。
ハイアール冷蔵庫の多くはシンプル設計で、ワンルームに置いてもさり気ないおしゃれなデザインが好評。生活感を感じさせないスタイリッシュさが魅力ですから、ほかの調理家電やキッチン周りのインテリアを考慮してデザインやカラーを選んでみてはいかがでしょうか?
収納しやすい広々庫内
一人暮らし用のコンパクトサイズ冷蔵庫も、仕切り棚やクリアバスケットなどの収納が充実しており、買い物かご3.8個分の食材が収納できる広さを兼ね備えています。
2ドアタイプも2Lペットボトルが3本収納可能なドアポケット搭載で、すっきりきれいに。冷凍食品やアイスクリームのストックに便利な冷凍室も25Lと広々としており、さらにファミリータイプの冷凍庫なら引き出しが2列×3段もあるので、整理整頓が苦手な人でも冷凍食品や作り置きのタッパーがきれいに収納できるでしょう。
耐熱性天板
ハイアール冷蔵庫は、上板耐荷重30kgまでの耐熱性能天板付きなので、冷蔵庫の上に電子レンジが載せられます。
ワンルーム暮らしの人やスペースを有効活用したい人にぴったりですが、電子レンジのタイプによっては置けない場合もあるので、購入前に確認されることをおすすめします。
食品に合わせて使い分け可能
ハイアール冷蔵庫には、週末に食材の買い置きをする人や、作り置きをして冷凍しておきたい人に嬉しい仕掛けがたくさん。
例えば、冷蔵室には引き出し式のクリアケースが備わっているので、かさばりやすい野菜や小物類も収納しやすく、上からも取り出せて非常に便利。前面からも一目で中身が分かるので、フードロスの予防にも役立つでしょう。クリアケースによって、冷蔵庫の奥からシワシワになった野菜を発見して溜息をつくこともなくなるはずです。
ほかにも整理整頓しやすい「区っ切り棚冷凍室」や「高さ調節可能トレイ」 、2Lペットボトルが複数入る「すっきりポケット」など、普段使いのなかで使いやすさを感じられるでしょう。
ソフト冷凍で切り分け簡単
ストック食材で時短ができる冷凍保存ですが、作り置きをしても解凍するのに時間がかかってしまえば本末転倒。もっとラクに調理したい人は、ハイアール冷蔵庫のソフト冷凍(-8℃)で快適な時短を叶えましょう。
凍らせ過ぎないモード機能によって、肉の塊や鮭の切り身も簡単に切り分けられます。ほかにもソースやカレーを冷凍しても使いたい分だけスプーンで手早く取り出せるので、思う存分時短に活用できるでしょう。
ハイアール冷蔵庫のQ&A
初めてのひとり暮らしや共働きの二人暮らしなど、忙しい毎日を送る人たちこそ使い勝手の良さが感じられるハイアール冷蔵庫ですが、なかには中国の企業が製造しているが故に不安を持つ人もいるでしょう。
ここでは、ハイアール冷蔵庫のQ&Aについて解説します。結婚や同棲、単身赴任などに伴う冷蔵庫の処分についても解説しますので、新生活の準備を始めたい人はここで不安要素を払拭しておきましょう。
デメリットは?
家電情報サイトが行ったアンケート調査(対象:ハイアール冷蔵庫使用者119名/調査期間:2022年8月〜12月)によると、119名中110名はハイアールの冷蔵庫に不具合を感じておらず、概ね満足していることが分かります。
一方で、残りの9名は、以下のようなことに不満を感じている模様。具体的なデメリットは以下のようなものでした。
- 食材が多いと冷えにくい
- 異音がする
- ニオイが気になる
- すぐ霜が付く
など
ハイアール冷蔵庫に限ったデメリットではないものの、上記事項については口コミや公式サイトなどで情報を集めておくと良いでしょう。
壊れやすいって本当?
ハイアール冷蔵庫の口コミには、下記のような耐久性に関わるコメントがあります。
- 初期不良で交換してもらった
- 1年で冷えなくなり修理してもらった
当たり外れによるものですが、ハイアールに関わらず家電製品の初期不良は一定数ありますので、運悪く初期不良に当たってしまったときは、販売店やメーカーに問い合わせを行い、交換してもらいましょう。
もし、使用していくうちに「冷えにくい」「異音が気になる」などの違和感があるときは、修理窓口(無料ダイヤル)に問い合わせて相談してください。
冷えないという噂の真相は?
ハイアール冷蔵庫は、見た目もおしゃれで過不足ない機能と安価で購入できる点が魅力ですが、残念ながら「冷えない」という噂も。公式サイトでは「冷えない」という質問に対して、以下のように回答しています。
- 冷蔵庫は、周囲の気温が35℃以上の場合に、庫内全体の冷えが鈍くなる可能性がある
- 冷凍冷蔵庫は、周囲の気温が10℃以下の場合に、冷凍室の冷えが鈍くなる可能性がある
ほかにも、大量の水や生の食材などを入れた場合や、冷蔵室や冷凍室の吹き出し口の近くに食材を置いて吹き出し口が塞いだ場合、冷却能力が低下しやすくなります。
故障でない限り、これらに留意すれば「冷えない」という疑念は払拭されますので、ぜひお試しください。
リサイクル料金は?
冷蔵庫は、家電リサイクル法で処分方法が決められていますので、一般のごみとして捨てることはできません。冷蔵庫を処分する際には、「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」がかかりますので注意しましょう。
一般的には、新しい冷蔵庫を購入するタイミングで、古い冷蔵庫を回収してもらうことがほとんどです。家電量販店で冷蔵庫を処分したい旨を伝えると、家電リサイクル券を発行してくれ、業者が自宅まで引き取りに来てくれます。
ハイアールジャパンセールス株式会社の情報によると、冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金は以下のとおり。
区分 | リサイクル料金 |
170L以下 | 3,740円(税抜3,400円) |
170L以上 | 4,730円(税抜4,300円) |
もし、新しい冷蔵庫は買わずに処分だけお願いする場合は、処分する冷蔵庫を購入したお店に引き取りを依頼する方法もありますが、購入したお店が分からなかったり、購入したお店が遠方にあるという人は、お住まいの自治体に処分方法を問い合わせてください。
ハイアール冷蔵庫は値段以上の冷却力が期待できる
ハイアール冷蔵庫は、シンプルな機能とお手頃な価格を求めている人にとってピッタリの家電用品です。
中国製ではあるものの品質管理が徹底されているので、説明書に記載されているような一般的な使い方をしていれば壊れやすいということもありませんし、お値段以上の冷却力も備わっていますから時短料理に最適なブランドと言えるでしょう。
毎年新作冷蔵庫が販売されていて、本記事だけでその魅力をお伝えするには限りがありますので、ぜひあなたの目で他社製品のお値段と機能を比較してみてください。